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おたっきーKenの独り言
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シリウス☆号は2ストだ。

2ストってのはガソリンとオイルをキャブレターで混ぜて一緒に燃やす。

だから、ガソリンと同じようにオイルも給油しなければならない。


俺は家を出る時にオイルを満タンに入れておいた。

満タンにしておけば普通は相当走れる。

原付スクーター(125cc以下)で、一晩でオイルを使いきるヤツなんてどこを探し
たって居ねーよ!

 


俺だよ。

 

名古屋を出てしばらくするとオイルの警告燈がついた。(比較的早目につく)

俺はオイルの残量を気にしながら、バイク屋を探しながら走った。

なかなかバイク屋は無い。

有っても閉まってる。

盆休みか?

いや、朝だからだ。


行ける所まで行く!その頃には店も開くだろう。

 


俺はオイルにこだわりを持っている。

YAMAHAの2ストバイクのシリウス☆号にはYAMAHAの2ストオイルだ!


4ストのバイクには好きなオイルを使うけど、2ストのバイクに使うオイルは、
メーカー指定の純正オイルを使う!

 

浜松の手前で開いているバイク屋が有った。

店の親父さんに尋ねると、「YAMAHAのオイルは置いてない」と言われた。

他のバイク屋の場所を尋ねると、「浜松まで無い」と言われた。


浜松までオイルはもたない。

他のオイルを使うって選択肢も有った。


だけど俺は、何も買わずに店を後にした。

 


男ってぇーのはなー!


男ってぇーのはなー!

 

 

男ってのは

こだわりを失くしちゃーオシメェーなんだよっ!

 

浜名湖に着いた時にオイルは底をついた。

猛暑の中、弁天島って所をバイクを押して歩いた。


暑かった。


苦しかった。


泣きそうだった。


でも俺は泣かなかった。


だって俺は、36歳のオッサンだから。

 

 


YAMAHAの本社は静岡に有る。

俺は日頃から「静岡って言ったらYAMAHAだろ!」と思っている。

そんな静岡だったらYAMAHAのオイルが自販機で売っていても、なんら不思議じゃ
ないワケです。

まあ、自販機は言い過ぎだとしても、コンビニには有るだろうと思いコンビニに
入った。(思ってねーよ!)

 

コンビニでバイク屋の場所を教えてもらい、またバイクを押して歩いた。

教えられたとおりに行くと寂れた感じの商店街に着いた。

ほとんどの店が閉まっていた。

バイク屋らしい看板は見当たらなかった。

不安になった俺は、開いていた雑貨屋のお母さんに声を掛けた。

事情を話すと、お母さんは仕事の手を休めてバイク屋の場所と電話番号を教えてくれた。


お母さんに教えてもらったバイク屋に行くと店は閉まっていた。

無理は承知で電話してみると快く受け入れてくれた。

「シャッターを自分で開けて入って来い。」と言われた。

言われたとおりシャッターを開けて店に入ると、布団の上におじいちゃんが座っていた。


おじいちゃんは「俺は動けないから自分で探せ。」と言った。

そう、おじいちゃんは自分の身体が不自由で動けないのに、俺の為にオイルを売
ってくれたんだ。

 

俺は何度も頭を下げた。

頭を下げる事しか出来なかった。

その度におじいちゃんは「いいんだ いいんだ」と言った。


店先でオイルを入れさせてもらった。

HONDAのオイルを入れた俺は、すぐにお母さんの店に報告に行った。

何度も頭を下げる俺に、「良かったね、気を付けて帰りな」と手を振りながら笑顔で
お母さんは言ってくれた。

俺は親切にしてくれた2人の為にも無事に帰ろうと心に誓った。



以上が、俺のオイルに対するツマラナイこだわりから生まれた、
心暖まる素敵なエピソードだ。


いつも俺のアホ話を、さっと読み流しているそこのアナタ。



もう一回読み直せ!

 

 

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俺は15日の夕方までに家に帰らなければならなかった。

14日から嫁の実家に泊まりがけで遊びに行っていた家族が帰って来るからだ。


そう、この「旅」の事は家族に言ってなかった。

もちろん、家族には今でも内緒だ。

 

片道約11時間。

帰りの道中での渋滞や、もしものトラブルを考えるとグズグズしてる時間は無かった。


名古屋城を後にした俺の頭に、一つの考えが浮かんだ。

「家族に何かあったら?」(家族想いの素敵な父親)


まあ、何を想おうが、何を考えようが、走るしかない!って事に代わりはないんだけど・・・。

 


俺の身体はボロボロだった。

ずっと同じ姿勢でバイクに乗っている為に両手は痺れ、肩には激痛、扁桃腺はイカレ、
右目はモノモライ。

右目のモノモライは潰れて、走っている間はずっと目に膜が張っている状態だった。


途中で寝る事も考えた。

眠かったからじゃなくて、身体を休める為に。

だけど、それは出来なかった。

時間の都合ってのも一つの理由だけど、それよりも、寝る事で気が緩む事が怖かったからだ。

 


寝たら全てが崩れる。

 

そんな気がしたんだ。


疲れた身体、弱っていく心、そんな中でひたすら前に進んだ。

 


こんな風に文章にすると少しカッコイイかもしれないが、その時の俺は、誰が
どう見ても「ただの買い物のオッサン」だった。




残念な事に。

 




最初の目的地であった浜松(浜名湖)に着いたのは3時頃だった。

ここまで来ると、俺の事を知っている人など誰も居ない。

つーか、みんな寝てる。

名古屋まで、あとどれ位の時間が掛るか分からない。

俺は走るしかなかった。


そこから約3時間走って名古屋に着いた時には、空がすっかり明るくなっていた。

名古屋の街を走り抜け、名古屋城に着いたのは朝の6時頃だった。

家を出てから約11時間掛けて辿り着いた俺の目には、
名古屋城本丸しか見えてなかった。

 

朝陽で輝く「金のシャチホコ」の写真を撮る!

 

バイクを停めて本丸に向かって歩き出した俺の前に、
堅く閉ざされた名古屋城の門が・・・。

 

 

開門9時・・・。

 

 

・・・。

 

 

石垣をよじ登り、塀を乗り越え忍び込む!

なーんて元気は残ってなかった。


自分の足が痛くならない程度の強さで門を蹴り飛ばし、バイクに跨がった。

少し離れた所から写真を撮りWさんに写メを送った。

 

 

今回の「旅」の唯一の観光だった名古屋城。

滞在時間約10分。


そして俺は家路についた。

バイクを運転している間、俺は唄っていた。

真夜中の走行は、景色を楽しむなんて事は出来なくて暇だからだ。

色々な曲を唄った。


何を唄ったかなんて書くと文章が無駄に長くなるのでやめておこう。

次第に疲れてくると、俺は同じ歌を何度も繰り返し唄ってた。

3曲位を何度も何度も。

その中から1曲だけ。


Mr.Children  「NOT FOUND」
http://www.youtube.com/watch?v=8EywcBfwpCI


あくまでも鼻歌で、熱唱ではない。

Wさん(23歳 女性)は俺のライバルだ。

彼女は400ccのバイクであちこち走り周っている。

バイクに乗るのが楽しくてしょうがないらしい。

だいたいね、八王子から伊勢原まで来て、そこから俺と一緒に沼津まで行って、
沼津から八王子まで一人で帰るなんて普通はしないよ。


そんな彼女と沼津まで走り、30分位コンビニで休憩。

 

今回の「旅」の中で、この休憩が一番長い休憩だったかもしれない。


Wさんと沼津で別れて一人で西へ向かった。

静岡と浜松の間の「道の駅 掛川」で休憩した。

この時点での俺の目標は浜松(浜名湖)だった。

「道の駅 掛川」で疲れた身体とシリウス☆号を充分に休め、
一気に浜松(浜名湖)に行き、寝る!って作戦だった。


タバコを吸いながら、他にする事もなかったので、Wさんが沼津のコンビニで書い
ていた日記を携帯で見てみると、

「おたっきーが名古屋に行く」と書いてあった。


えーっ!


もう行くしかなかった。


今になって考えると、このWさんの後押し(プレッシャー)が無かったら、
名古屋まで行ってなかったかもしれない。

 



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